検査と診断は、急性扁桃炎の場合とほぼ同じですが、細菌の慢性感染があることを示す血液中のASO、ASK測定を追加して行います。
保存的な薬物治療にもかかわらず、扁桃炎を繰り返し、扁桃に膿栓を認め、頸部リンパ節が腫大し、血清ASO、ASK値の上昇を認める場合には、本人または家族と相談して、口蓋扁桃、アデノイドを摘出します。現在のところ、明確な扁桃摘出術のガイドラインはありません。
扁桃は免疫器官であるので、むやみに摘出するものではありません。しかし、繰り返す扁桃炎が日常生活の質(QOL:Quality of Life)に影響するようであれば、積極的に扁桃摘出を考慮したほうがよいと考えます。
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