■レーザー手術・ラジオ波による鼻粘膜焼灼術

アレルギー性鼻炎は下甲介粘膜に抗原が付着することで発症します。レーザーを用いてこの粘膜を浅く焼くと、粘膜は3~4週間で抗原が侵入しにくく、腫れにくい粘膜に再生します。また、粘膜下のアレルギーに関係する細胞も減少するため、アレルギーの症状が軽くなると考えられています。当院では、レーザーの種類として炭酸ガスとアルゴンガスを用いており、手術症例によって選択しています。

手術に伴う危険性や後遺症はほとんどなく、痛みや出血もほとんどないため、日帰りで安全に行える手術として近年広く普及しつつあります。ただ、レーザー手術の場合、1回では効果が不十分で数回照射が必要なこともあります。
ラジオ波手術の作用機序はレーザー手術とほぼ同等ですが、鼻の奥まで観察の可能な内視鏡を用いて下甲介粘膜全体をレーザーよりやや深く焼灼することにより1回の手術で効果があらわれるという大きな長所があります。

手術の実際
痛み止めの薬をガーゼに染み込ませたものを鼻の中に数枚入れて局所表面麻酔を行います。
ラジオ波の手術の時は内視鏡で見ながら粘膜局所に痛み止めの注射を追加します。
両側の下甲介をレーザーあるいはラジオ波で焼灼します。時間は両側で10~15分ほどです。
手術中は焦げたようなにおいを感じるときもありますがほとんど痛みはありません。


術後の経過
手術を行った部分は軽いやけどのような状態になり術後しばらくはかさぶたが付着します。
特に最初の1週間はゼラチン状のかさぶたが付くために鼻閉が強くなりますが2週目からはかさぶたが薄くなり鼻の通りは良くなってきて、4週目頃にはほぼ粘膜が再生します。
最初の1週間は粘っこい鼻汁が出ます。徐々に水性になってきて量も減少します。
術後の痛みは軽度で鎮痛剤を服用される方はほとんどなく翌日以後も痛みが続く様なことはありません。
出血も軽度で2〜3日鼻水に血がにじむ程度であり、特に血を止める処置も必要ありません。
においや味がわからなくなることはありません。
 

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