喉の病気  
 
○声帯ポリープ
 呼吸をする時に、空気は気管を通って肺へ流れ込んだり逆に肺から気管を通って吐きだされたりしますが、声帯はその出入り口の働きをしています。
 左右の声帯はいわゆる門であり呼吸の時には開き、息を止めたり気張ったりする時には閉じています。声を出す時にも声帯は閉じており、その細い隙間を空気が通過していく時に声帯が振動し、声がでます。声帯にポリープができると(通常は片側だけ)声帯の振動が不規則になったり息もれが生じたりするため声がかれてしまうのです。

 声帯ポリープは厳密には腫瘍(しゅよう)ではなく循環障害や機械的刺激による声帯粘膜の損傷から生じた、炎症性の腫瘤(しゅりゅう)と考えられています。炎症は声の酷使によって増長されるため声を使う職業や生活習慣をもつ方(歌手、教師、セールスマン、バスガイド、電話オペレーターなど)に多くみられます。

 症状は、いわゆるガラガラ声がほとんどですが、その程度は様々です。声を長時間使うことによる疲労を感じる場合もあります。
 診察は、特殊な鏡や内視鏡で声帯をみると容易に診断がつきます。ごく小さなものや初期の声帯結節(声帯の両側にできる小さなタコで声を過度に使う職業の人に多い)などでは、ストロボスコープという声帯の振動をみる装置によって初めて診断可能なこともあります。
 

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