○アレルギー性喘息
アレルギー性喘息(ぜんそく)とは遺伝性の作用が強く働く病気です。 本人の既住や家族歴にアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などのアトピー性疾患が見られることが多く、皮膚反応や血液検査などで室内塵や花粉などの抗原に陽性を示すタイプの人をいいます。

アレルギー性喘息の発作の仕組みとして、肥満細胞の表面でIgE抗体とアレルゲンは反応し、肥満細胞からヒスタミン・ロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出されるのですが、この化学伝達物質は気管支の平滑筋を収縮させてけいれんを起こし、粘膜の浮腫み、気管支狭窄を起こします。また、分泌を亢進させる恐れもあり、鼻水や気管支粘液・痰を増やしてしまうので、これも気管支を狭くする一因と考えられます。

前述が即時型反応と呼ばれるもので、これによって起こる症状はアレルゲンを吸入して15~30分後にピークになり、一時間くらいでおさまります。これで症状がおさまれば軽い発作で済みますが、ぜんそく患者の約半数は数時間後に再び、遅発型反応による発作が起こると言われています。

遅発型反応は、好酸球によっておこる気道平滑筋収縮と気道粘膜炎症です。 好酸球は肥満細胞から放出された好酸球遊走因子や血小板活性因子、ヘルパーT細胞が作るサイトカインであるインターロイキン5などによって気管支に集められます。
炎症を放っておくと、気道の粘膜に変化が起こり、気道が狭くなったまま元に戻らなくなってしまいます。
アレルギー性喘息の治療法は、アレルギー体質や慢性の気管支の炎症をなおす治療(予防的な治療)と気管支が狭くなっている状態をなおすための治療(急性発作の治療)があります。急性発作の治療のためには副作用の強い気管支拡張剤や内服、注射によるステロイド剤が必要です。喘息の治療の理想はこうした強い治療が必要ないように日頃から,予防的な治療を行うことが大切です。もちろんストレスは気管支喘息のきっかけを作る事から、ストレスをためこまず日頃の健康に気をつける事は言うまでもありません。
 

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